今日の英語、そうなんやー(第2回)

こんにちは、今回の「そうなんや」では、ちょっとした「そうなんや」的な英語表現をいろいろと紹介したいと思います。

まずは、「属格(群属格と分離属格)」についてです。

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まず、属格(所有格)とは、主に所有・所属などの関係を示す格ですね(my、her、's、ofなど)。そのうち、群属格は、複数人が同じものを共同所有している場合(Taro and Hanako's book)に使われて、分離属格は、複数人がそれぞれ別々のものを所有している場合(Taro's and Hanako's books)に使われますね。

  1. 群属格 (Joint Genitive):
    • 複数の所有者が一つの実体を共有している場合に使用されます。
      例:Ben and Sarah’s books(BenとSarahが共有する本)
  2. 分離属格 (Separate Genitive):
    • 複数の所有者が異なる実体を持っている場合に使用されます。
      例:Ben’s books and Sarah’s books(BenとSarahが別々の本を持っている)

次に、代名詞の個数と先行詞の個数との関係についてです。

ある代名詞の個数(単数形か複数形か)は、その代名詞が指し示す先行詞(指示対象)の個数によって決まります。つまり、単数先行詞には、その単数形先行詞と同じ人称の単数代名詞が、複数先行詞には、その複数形先行詞と同じ人称の複数代名詞が使われます。

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例:

  • a book and its cover(本とその表紙)
  • the dogs and their owner(数匹の犬とその飼い主)
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集合名詞については、その構成員をひとつのまとまりとして捉える場合は単数代名詞を使って、各構成員が個別に行動している場合は複数代名詞を使いますね。

例:

  • the audience showed its appreciation(観客は称賛の意を示した)
  • the audience rushed back to their seats(観客は各自それぞれの座席に急いで戻った)
代名詞の個数と先行詞の個数との関係について、上記以外の例もご覧になりたい方は、こちらをクリックして見てください!

・単数名詞であっても、その単数名詞が複数の形容詞によって修飾され、その表す指示対象の種類・用途・側面などが複数あることを示している場合は、複数代名詞が使われることがある。
例:
British and American writing differ in more ways than just their spelling (イギリス英語とアメリカ英語の書き方は、綴り以外にも多くの違いがある)
*ここでは、British writing and American writing->British and American writingとなり、writingが一つ省略されていますが、そのことを踏まえて動詞differは複数形をとっています。

・2つ以上の単数名詞または代名詞がandでつなげられて共同・連帯的に扱われると、複数代名詞が使われます。
例:
the boy and girl left their bicycles outside(少年と少女はそれぞれの自転車を屋外に放置した)

今回はここまでといたします。ご愛読ありがとうございました!